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ワイン概論

ワイン概論

概要

初めに

■酒税法3条「アルコール分」に関して、「アルコール分とは、温度①度のときにおいて原容量100分中に含有する②の量である」。①15度  ②エチルアルコール

■酒税法によって定められた酒類の4分類をすべて答えよ。①発泡酒類  ②醸造酒類  ③蒸留酒類  ④混成酒類

■酒税法による分類のうち醸造酒類の内訳を原語で。①果実原料  ②穀物原料

■酒税法による分類のうち蒸留酒類の内訳を原語で。①果実原料  ②穀物原料

■酒税法による分類のうち混成酒類の内訳を原語で(4)。①合成清酒  ②みりん  ③甘味果実酒  ④リキュール  ⑤粉末酒  ⑥雑酒  ※合成清酒/1.8㍑パック酒  ※雑種/その他

■フォーティファイドワイン①とパスティス②の酒税法上の区分けを答えよ。①混成酒類-甘味果実酒  ②混成酒類-リキュール

■ヴェルモットやサングリアなどフレーヴァードワインの酒税法の区分けを答えよ。混成酒類-甘味果実酒

■シードルの酒税法上の区分けを答えよ。醸造酒類-果実原料

ワインの特性

ワインとは

▲ワインおける糖分(2)①と有機酸(2)②を2つ答えよ。①ブドウ糖果糖  ②リンゴ酸酒石酸

ブドウ由来の糖分の利点を簡潔に。発酵の結果充分なアルコールが生じる

■ブドウ由来の有機酸の役割を簡潔に。pHが低くなり雑菌が発生しにくくなる

ワインとブドウ

■ブドウ果汁が酒類になるプロセスを簡潔に。①糖分  ②★酵母  アルコール発酵  エチルアルコール

アルコール発酵の化学式を記号で。C6H12O6→2C2H5OH+2CO2  

アルコール発酵を提唱したフランスの化学者の名前を原語で。★Joseph Louis Gay-Lussac (ジョセフ・ルイ・ゲイリュサック)

■アルコール発酵が酵母の活動によるもを解明したフランスの化学者の名前を原語で。Louis Pasteur (ルイ・パストゥール)

■1kgのブドウから搾汁される果汁の量を数値で。600〜800ml

ワインの成分

■ワインのもつ有機酸のうち、ブドウに由来する有機酸を原語で(3)。①リンゴ酸  ②酒石酸  ③クエン酸

■ワインのもつ有機酸のうち、発酵によって生成される有機酸を原語で(3)。①乳酸  ②酢酸  ③コハク酸

■ブドウが貴腐化することで濃度が上がる酸を原語で(2)。①グルコン酸  ②ガラクチュロン酸

■ガラクチュロン酸が析出されるときの名称を原語で。粘液酸カルシウム

■酒石を構成する要素を原語で。①酒石酸  ②カリウムやカルシウムなどの金属

ワインと香味

■Sauvignon Blanc特有の香り①、バナナ香り(吟醸香)②、乳製品の香り③をそれぞれ原語で。①3-Mercapto hexanol (メルカプト・ヘキサノール)  ②Isoamyl acetate (イソアミル・エステート) ※myl ★③Diacetyl (ダイアセチル) ※-tyl

■オーク樽由来の香りを原語で(2)。①Vanillin  ②Oak lactone (オーク・ラクトン)

ワインと健康

■ワインのpHを数値で。pH2.8〜4.0

■赤ワインに含まれる「フェノール化合物」が健康に利点をもたらす根拠について、「動脈硬化などを引き起こす①を消去する能力②が高い」ことがあげられる。①過剰な活性酸素  ②活性酸素消去能

活性酸素消去能高いとされ「フェノール化合物」の代表的な成分を原語で。 ①カテキン  ②アントシアニン

赤ワインに含まれる「フェノール化合物」の一種で、近年、抗ガン作用の効果が期待されている成分を原語で。★Resveratrol (レスベラトロール)  ※trol

■果皮に含まれる成分①②③と、種子に含まれる成分④⑤をそれぞれ原語で。①アントシアニン  ②フラボノイド  ③リスベラトロール  ④カテキン  ⑤タンニン

ワインのアルコール代謝

■摂取したエチルアルコールが体外に排出されるまでのプロセスに関して、「エチルアルコールは肝臓で①によって②に分解され、③によって④に変換されて体外に排出される」

アルコール脱水素酵素  ②アセトアルデヒド  ③アルデヒド脱水素酵素  ④酢酸

■顔面の紅潮や頭痛、吐き気の原因、ガンやアルツハイマーなど悪影響を及ぼす可能性がある成分を原語で。アセトアルデヒド

■厚生労働省の示す適度な飲酒に関して、純アルコール①、国際基準②、ワイン換算③をそれぞれ数値で。①純アルコールで20g  ②国際基準で2drink  ③ワインでグラス2杯

■純アルコール(g)の計算式を説明せよ。容量ml×アルコール度数/100×エタノールの比重0.8  ※Alc.12%のワインを100ml→100×0.12×0.8=9.6g

■国際基準の1drink は純アルコール度数で何gか答えよ。1drink=10g

ワインの分類

醸造法による分類

■酒税法における「発泡性」の定義に関して、①度におけるガス圧が②以上で「発泡性」となる。1気圧が③なので、およそ④で発泡性となる。  ①20度  ②50Kpa  ③100Kpa  ④0.5気圧  ※1気圧=およそ1bar

ワインに関するEUの規則

スパークリングワインの残糖度表示に関して、3g/㍑未満のうち、フランス(3)①、イタリア②、ドイツ(2)③、スペイン④をそれぞれ原語で。  ①Brut Nature/★Pas Dosé(パ・ドゼ)/★Dosage Zéro  ②Brut Nature  ③Brut Nature/★Naturherb (ナトゥアヘルブ)  ④Brut Nature

スパークリングワインの残糖度表示に関して、50g/㍑以上のうち、フランス①、イタリア②、ドイツ③、スペイン④をそれぞれ原語で。①Doux  ②Dolce  ★③Mild (ミルト)  ④Dulce (ドゥルセ)

スティルワインの残糖度の表示に関して、4g/㍑以下のうち、フランス①、イタリア(2)②、ドイツ③、スペイン④をそれぞれ原語で。 ①Sec  ②Secco/★Asciutto (アシュット)  ③Trocken  Seco (セコ)

スティルワインの残糖度の表示に関して、45g/㍑い以上のうち、フランス①、イタリア②、ドイツ③、スペイン④をそれぞれ原語で。①Doux  ②Dolce  ★③Süß (ズース)  ④Dulce

気候の分類

日較差と年較差が大きく、季節の違いがはっきりとした気候を原語で。Continential Climate (コンチネンタル・クライメット)/大陸性気候  ※ヴィンテージごとの差がでる

■海と陸の間で吹く風の影響で気温の日較差が少なく、一般に降水量が多く、湿度が高い気候を原語で。Maritime Climate (マリタイム・クライメット)/海洋性気候  ※秋が長い=晩熟向き

■温暖で乾燥。夏は日照に恵まれ乾燥した気候、冬は穏やかで雨量が増える気候を原語で。★Mediterranean Climate (メディテラニアン・クライメット)/地中海性気候  ※生育期間に雨が降らない

■標高の高いブドウ栽培地域、平地と比べて気温が低く、畑の位置や傾斜の違いにより、気温や日射量、降水量などの違いが大きい気候を原語で。Mountain Climate (マウンテン・クライメット)

ブドウとブドウ栽培

ブドウ品種

■ブドウ種に関して、乾燥地向きで病害に弱い欧中東系①、湿った気候に適し病害性も強い北米大陸系②、東アジア種群(中国など)③、日本で自生する山ブドウなど④をそれぞれ学名で。①Vitis vinifera  ★②Vitis labrusca  ★③Vitis amurensis (アムレンシス)  ★④Vitis coignetiae (コワニティ)

■Vitis labruscaに属する品種に共通する独特の香りの通称。Foxy flavor

栽培条件

■本文抜粋「植物は①を利用し、②により大気中の③と④から⑤を生みだし、これらをエネルギー源として各種の⑥を生体内で合成する」をそれぞれ原語で。①太陽の光エネルギー  ②光合成  ③二酸化炭素  ④  ⑤糖分  ⑥有機化合物

■ブドウが新梢や樹体を成長させる時期と、糖度を上げ酸度を下げて種子を充実させる時期の境界線にある時期のことをカタカナで。ヴェレゾン期  ※初夏

■土壌を構成粒子の大きさで区分したときに粘着状態①からサラサラ状態④までを原語で。①粘土質土壌(0.002mm以下)  ②シルト土壌  ③砂質土壌  ④礫質土壌(2.0mm以上)

■土壌がミネラルや栄養分を保持する能力を示す指数を原語で。CEC (陽イオン交換容量)  ※5CD Player

選抜と交雑

■色の濃い株や果粒の小さい株、病気に強い株などを選抜してそれを挿し木で増やすことを原語で。Clonal Selection (クローナルセレクション)

■クローン番号115、777などで知られる品種①とクローン名②を原語で。①Pinot Noir  ②Dijon Clone

■同じ条件で数千株を長い期間育て、優秀なものを選抜して、その挿し木でクローンを増やしていくことを原語で。Clonal Selection

■研究機関が開発するClonal Selectionに対し、自分の畑の環境下にあった株を観察して増やしていく方法を原語で。Massal Selection (マッサル・セレクション)

チオール化合物とテルペン類

■Sauvignon Blanc の特徴的な香りを生みだす化合物を原語で。3-Mercapto hexanol (メルカプト・ヘキサノール)

■Muscat や Riesling の特徴的な香りを生み出す化合物を原語で。★Linalool (リナロール)

■Gewürztraminer の特徴的な香りを生み出す化合物を原語で。Geraniol (ゲラニオール)

■V.labrusca種のブドウやMuscat Bailey Aに多く含まれ、イチゴの香りを生み出す化合物を原語で。★Furaneol (フラネオール) ※末尾/ol

■SyrahやGrüner Veltlinerに多く含まれ、胡椒の香りを生み出す化合物を原語で。Rotundone (ロタンドン)

■熟する前に収穫したブドウで造られたワインやボルドー原産の品種に多く含まれる、青っぽいピーマンを思わせる香りを生み出す化合物の略号①と正式名称②を原語で。①IBMP     ②Isobutyl-Methoxy-pyrazin (イソブチル・メトキシ・ピラジン)

台木用3原種

フィロキセラ対策のためフランス政府からアメリカに派遣された人物の名称を原語で。★Jules Émile Planchon (ジュール・エミール・プランション)

■Jules Émile Planchon 博士が発見した、フィロキセラ耐性のあるアメリカ原産のブドウ種の学名を原語で(3)。①Vitis riparia (リパリイア)  ②Vitis rupestris (ルペストリス)  ③Vitis berlandieri (ベルランディエリ)

■台木用ブドウ品種のうち、湿った土壌に強いが石灰土壌に弱い品種①、乾燥に強いが石灰土壌に弱い品種②、石灰土壌に強いが根が出にくい品種③を原語で。①Vitis riparia  ②Vitis rupestris  ③Vitis berlandieri  ※土地に合わせて交配して使用

■穂木であるVitis vinifera種との接ぎ木の成功率を上げるために、台木3原種にVitis vinifera種を交雑した台木を原語で。AXR#1  ※1879年California/フィロキセラ耐性弱

■台木AXR#1の交雑元を原語で(2)。①Aramon  ②Vitis rupestris

生理障害

■開花結実期の低温や多雨などにより、果房につく果粒が少なくなり、結果収穫量が減る現象を原語で。Coulure (クルール)  ※花流れ

■花粉による受精を経ない単為結果(種無し果実)が多く発生し、肥大せずに小粒のまま果実になった状態のことを原語で。Millerandage (ミルランダージュ)

ブドウの病虫害

19世紀のブドウの三大病虫害をカタカナで。①Downy mildew (ダウニー・ミルデュー)/ベト病  ②Powdery mildew (パウダリー・ミルデュー)/ウドンコ病  ★③Phylloxera (フィロキセラ)  ※Downy/ふわふわした-産毛で覆われた  ※Mild+er

▲ベト病の病原菌を原語で。Plasmopara viticola (プラズモパラ・ビチコラ)

■ベト病の防除に効果的な溶液をカタカナで。ボルドー液

▲ウドンコ病の病原菌を原語で。Erisiphe necator (エリシフェ・ネカトル)

▲ウドンコ病の防除に効果的な溶液をカタカナで。ベンレート

■灰色カビ病を原語で。Gray mold (グレー・モールド)

■灰色カビ病の病原菌を原語で。★Botrytis cinerea (ボトリティス・シネレア)  ※try

■灰色カビ病の防除に効果的な溶液をカタカナで。イプロジオン水和剤

■Botrytis cinereaが乾燥した環境で、完熟したブドウに付着して穴を空け、エキス分だけを残して樹上で干しブドウ状態になることを原語で。Noble rot (ノーブル・ロット)  ※rot/腐敗

■収穫期のブドウ果実を侵し腐敗させる病害で、日本では被害がもっとも大きな病害を原語①と日本語②で。①Ripe rot  ②晩腐病

▲晩腐病の病原菌を原語で。Glomerella cingulata (グロメレラ・シングラータ)

■ヨコバイの一種シャープシューターがバクテリアを感染させてしまう病害を原語①と日本語②で。①Pierce’s Disease  ②ピアス病

シャープシューターが感染させるバクテリアを原語で。★Xylella fastidiosa (キシレラ・ファスティディオーザ)

■北米大陸原産の1mmほどの昆虫がヨーロッパに伝播して引き起こした虫害を原語で。★Phylloxera

仕立てと剪定

■世界で広く実施されている剪定方法である垣根仕立てのうち、長梢剪定を原語で(2)。★①Guyot Double (ギヨ・ドゥブル)  ②Guyot Simple (ギヨ・サンプル)  ※(t)が入る

■世界で広く実施されている剪定方法である垣根仕立てのうち、短梢剪定を原語で。Cordon Royat (コルドン・ロワイヤ)  ※(t0が入る

■針金で垣根を張ることができない急斜面に適している剪定法を原語で。棒仕立て  ※新梢を棒で固定してハート型にする

■新梢を針金や棒で固定しない剪定法、乾燥地で多く使われている剪定法を原語で。④Gobelet (ゴブレ)  ※ (t)が入る  ※株仕立て

■降雨の多い地域や、日差しの強い地域で主に採用されている剪定法を原語で。⑤Pergola (ペルゴラ)  ※棚仕立て

Pergola(棚仕立て)の利点を簡潔に(2)。①ブドウ果実が目の高さになり、きめの細かい手入れが可能になる  ②地面に対して水平に広がる葉が陽よけになり、ブドウ果実が過度に熟しすぎない

長野県の塩尻市を中心に2000年代後半から普及した、棚仕立ての短梢剪定を原語で。Hayashi-Smart System

有機栽培

▲有機農業を簡潔に(3)。①化学的に合成された肥料および農薬を使用しない  ②遺伝子組み換え技術を利用しない  ③環境への負荷をできるだけ低減した方法を用いる

▲有機ワインを簡潔(3)。①有機農業により生産されたブドウを用る  ②製造ラインにおいて有機ワインではないものと隔離する  ③公的機関の認証を受けている

■2012年のEU規則により規定が制定された「有機ワイン」に関して、規定に合致したワインのラベルに表示することができる文言を原語で。vin biologique

■日本における有機認証制度を原語で。有機JAS制度

■日本で有機JAS制度の認証を受けたワインに表示できる用語を原語で(2)。①有機ワイン  ②オーガニックワイン

▲有機JAS制度の認証を受けていないワイナリーが有機ワインであることを表示する際に可能な表示を原語で。①自然派ワイン  ②ナチュラルワイン  ※認定手続きが大変

■フランスのToulouse に本拠地があり、国際的な認証団体としては最大の団体を原語で。★Ecocert (エコセール)  ※(c)のみ

■Biodynamieを提唱した人物を原語で。Rudolf Steiner (ルドルフ・シュタイナー)  ※ステイナー

■Rudolf Steinerが提唱した農法を原語で。★Biodynamie

■Biodynamieにおいて化学肥料の代わりに使われる調合材を原語で。Preparation (プレパラシオン)  ※tion

ドイツの認証団体でバイオダイナミックス農法の指導と認証活動を行う組織を原語で。Demeter (デメター)

■農薬の必要性は認めた上で、その使用量を最小限にとどめる栽培法を原語で。★Lutte raisonnée (リュット・レゾネ)

ワインの醸造

スティル・ワイン/前編

亜硫酸

■亜硫酸の主な働きを簡潔に(2)。①果汁の褐変を防ぐ(ラッカーゼなどの酸化酵素を阻害する)  ②酵母や細菌の増殖を防ぐ(静菌作用がある)

■亜硫酸の状態をすべて原語で(4)。①分子状亜硫酸(ガス状)  ②遊離型亜硫酸水素イオン  ③結合型亜硫酸水素イオン  ④アセトアルデヒドと結合した状態

■ワインにガスあるいはイオン状に溶けた強い殺菌力をもつ亜硫酸で、酒質の管理に重要とされる状態を何と呼ぶか。遊離亜硫酸  ※①+②

■食品衛生法で規制されている亜硫酸を簡潔に。遊離亜硫酸と結合亜硫酸を加えた総亜硫酸の濃度  ※①+②+③+④

酵母

アルコール発酵を行う酵母の学名を原語で。★Saccharomyces serevisiae (サッカロミセス・セレヴィシエ)  ※(ccha)(ces) (siae)

■酵母を自然界から選抜して培養した培養酵母(乾燥)①と、ブドウの果皮由来や醸造所の環境中にいる酵母②をそれぞれ何というか原語で。①cultured yeastAmbient Yeast  ※Ambient/周囲

■発酵の際に他の酵母が増殖するのを防ぐ能力のことを原語で。キラー活性

乳酸菌

マロラクティック発酵を行う乳酸菌の学名を原語で。★Oenococcus oeni (エノコッカス・エニ)

■ワインに含まれるリンゴ酸が乳酸菌の働きによって乳酸と二酸化炭素に分解される発酵のことを原語で。Malo-lactic fermentation

■Malo-lactic fermentationを簡潔に関して、「ワインに含まれる①が②の働きによって③と④に分解される発酵のこと。副産物として⑤から⑥が発生する」①リンゴ酸  ②乳酸菌  ③乳酸  ④二酸化炭素  ⑤クエン酸  ⑥Diacetyl (ダイアセチル)  ※Diacetyl/乳製品の香り

■乳酸発酵がワインに及ぼす影響について簡潔に(3)。①ワインの酸味が和らげられ、まろやかになる  ②ダイアセチルなどの香りにより複雑性が増す  ③リンゴ酸がなくなることで、瓶詰め後の微生物学的安定性が向上する  ※適切な酸化熟成が可能になる

果汁の段階で乳酸菌をアルコール発酵用の酵母を同時に添加し、Alcohol fermentationとMalo-lactic fermentationを同時に行う方法を原語(仏)で。★co-inoculation (コ・イノキュラシオン)

発酵・貯蔵容器

■発酵後の貯蔵育成期間に数回行う作業、果実由来のペクチンやポリフェノール、酒石、酵母菌体などの混合物を取り除く作業を英語で。Racking (ラッキング)  ※滓引き

■発酵や貯蔵育成にステンレス製タンクを用いることのメリットを簡潔に(3)。①酸に強い  ②衛生管理が容易である  ③温度管理が容易である  ※赤30度前後/白20度前後

■発酵に木桶を用いることのメリットを簡潔に。保温性がある

オーク樽

■Bordeauxで使われる225㍑のオーク樽①の名称と、Bourgogneで使われる228㍑のオーク樽②の名称を原語で。①Barrique  ★②Piéce (ピエス)  ※Piece/平和

■国際的なワインの取引に使われてきた単位とその容量を原語で(2)。①tonneau  ②900㍑

■1tonneauはBarrique 何本分か。4本分

■1tonneauはボトル何本分か。1200本(225×4×10÷750)

■貯蔵育成をオーク樽で行うことを原語で。Barrel Aging

■貯蔵育成を曲線的なオーク樽を用いることのメリットを簡潔に(2)。①輸送に都合が良い  ② 滓引きに都合が良い

■Barrel agingのメリットを簡潔に(4)。①樽材からのタンニン分の溶出によりワインの濁り成分を沈殿させる  ②樽材からの成分(タンニンや香り成分)の溶出による風味の複雑化  ③木目を通した穏やかな酸素の流入により味わいがまろやかになる  ④赤ワインの色調の安定化

■白ワインをオーク樽に入れて発酵させることを原語で。Barrel fermentation

■アルコール発酵をステンレス製タンクで行い乳酸発酵の工程からオーク樽に移して行うことを原語で。Malo-lactic fermentation in barrel

※樽の産地と素材

ヨーロッパに自生するオークのうち、ワインに用いられる種類①③と学名②④を原語で(2)。①セシル・オーク  ★②Quercus petraea (ケルカス・ペトラエア)  ③ペドンキュラータ・オーク  ★④Quercus robur (ケルカス・ロブール)

北アメリカに自生するオークうち、ワインに用いられる種類①と学名②を原語で。①ホワイト・オーク  ②Quercus Alba (ケルカス・アルバ)

アメリカ産のオークに含まれ、樽の木目を塞いで液体の流出を防ぐゴム状の化合物を原語で。★tyloses (チロース)  ※ヨーロッパ/柾目取り  アメリカ/板目取り

■樽材を数年乾燥させて余分な成分を溶出させていく工程を原語で。Seasoning (シーズニング)

■酒税法の改正によってオークチップを浸漬して香味を浸出することが認められた年号。2018年

■樽の内面をトーストすることで生成される、クローブやナツメグの香りをもつ化合物の名称を原語で。Eugenol (オイゲノール)

※微生物由来の香り成分

■温度管理や亜硫酸管理が不充分なときに微生物が増殖して発生する代表的香りを原語で(2)。 ①Sweaty horse (Bretto)/馬小屋臭  ②Acetic acid/酢酸系の臭い

■赤ワインにおいてSweaty horseと呼ばれる動物的な匂いを引き起こす酵母(微生物)の名称を原語で。★Brettanomyces (ブレタノミセス)  ※myces

酢酸菌などの微生物が増殖しエタノールを酸化させることで発生する不快な香りを原語で。Acetic acid  ※Acetic acid=酢酸(揮発酸)

産膜酵母(微生物)が酢酸とエタノールを反応させてつくる独特な香りのエステル類を原語で。★Ethyl acetate (エチル・アセテート)  ※thy

▲不快な香りを引き起こす微生物の増殖を防ぐために添加する物質を原語で。亜硫酸

赤ワイン

赤ワインの醸造法

■補糖①と醸し②を原語(英)で。①Chaptalisation (シャプタリゼーション)  ②Maceration (マセラシオン)  ※-ration

▲Chaptalization の必要性を簡潔に。①アルコール分が低くなる  ②微生物に対して不安定になる  ③風味が単調になる

▲Macerationの期間を短くするメリットを簡潔に。熟度が不足しているブドウを長時間Macerationすると、収斂性の強いタンニンが溶出されてしまうため

■Maceration中に発酵タンクの中の液体を流動させることを原語(仏)で(2)。①RemontagePigeage

▲RemontageやPigeageの効果を簡潔に(3)。①マストへの酸素供給  ②糖分-酵母-温度の平均化  ③果皮と種子からのフェノール類の抽出

■圧搾の工程において、ワインと果帽の重みによって自然に引き抜かれるワイン①と圧搾機に移して低圧ないしは高圧で圧搾されたワイン②をそれぞれ原語(英)で。①Free run wine  ② Press wine

近年増えている圧搾機で、風船状に膨らんだ袋によって圧力をかける種類のものを原語(英)で。★Pneumatic press (プヌマティック・プレス)

■貯蔵育成を原語(英)で。aging

■貯蔵育成の途中に数回に渡って上澄み液を別の容器に移し替えて沈殿した酵母菌体などの化合物を取り除く作業を原語(英)で。Racking

■赤ワインで除梗の工程を行わずに、果梗を果皮や種子と一緒に漬け込んで発酵する醸造法を原語(英)で。Whole Bunch Fermantation (ホール・バンチ・ファーメンテーション)  ※Pinot Noir

■破砕していない黒ブドウを密閉タンクに入れ、二酸化炭素を充満させて数日放置したのち、圧搾して果汁を発酵する手法を原語(英)で。Carbonic maceration

■Carbonic macerationや白ワインを低温で発酵させたときに酵母が造りだすバナナ系の香りを原語で。Isoamyl Acetate

白ワイン

白ワインの醸造法

■白ワインで通常行われる手法で、除梗せずに果皮や種子と一緒に圧搾する手法を原語(英)で。Whole Bunch Press (ホール・バンチ・プレス)

■Pressurageの工程において、破砕したブドウの重みで自然に引き抜かれる果汁①と圧搾することでフェノール類が多く抽出された果汁②をそれぞれ原語(英)で。①Free run juice  ②Pressed juice

Pressurageの工程において、果皮に多く含まれるブドウの品種香を果汁に移すために、圧搾の前に一定の時間漬け込んでおく手法を原語(英)で。Skin contact

Pressurage後に、タンクに移し数時間静置することで程よい透明度まで清澄化することを原語(仏) で、 ★Débourbage (デブルバージュ)

貯蔵育成の工程で、酵母菌体などの化合物に含まれるアミノ酸などの旨み成分をワインに移すために行われる作業、近年では樽を回転させて行う作業を原語(仏)で。Bâtnnage (バトナージュ)  ※baton/バトン

貯蔵育成の工程でRacking (滓引き)を行わず、そのまま翌年春まで放置することで酵母菌体などに含まれるアミノ酸などの旨み成分をワインに移す手法を原語(仏)で。Sur Lie

その他のワイン

ロゼワインの醸造法

■黒ブドウを原料とし、除梗破砕後タンクに入れ、発酵前のmaceration初期にタンク下部のドレインから果汁を抜き取りこれを発酵させる醸造法を原語(仏)で。Saignée (セニエ)

■黒ブドウを原料とし、除梗後破砕して圧搾機に入れ、Pressurageを行った後の果汁に酵母を加えて発酵させる醸造法を原語(仏)で。★Pressurage direct (プレスラージュ・ディレクト)

▲ロゼワインの色合いについて簡潔に(3)。①Saignéeは醸しの時間があるため色が濃くなる    ②Pressurage directは、Free run juiceを使うと比較的薄くなり、Pressd juiceを使うと比較的色が濃くなる。Whole Bunch Pressで作ると色は一番薄くなる  ※破砕されていないので色が出にくい

▲SaignéeとPressurage directの商品的な違いを簡潔に(1)。Saignéeは赤ワインの副産物で原料ブドウは完熟したものを用いるため赤ワインのニュアンスがある  ②Pressurage directはロゼワインに仕上げることを前提にしているので酸を維持した白ワインのニュアンスがでる  ※収穫した原料ブドウの酸度や糖度が異なる

オレンジワインの醸造法

■オレンジワインに使用されることが多い品種を原語で(4)。①Rkatsiteli (ルカツィテリ)  ②Pinot Gris  ③Ribolla Gialla  ④甲州

■ジョージアの長期貯蔵した色の濃いオレンジワインの通称を原語で。Amber wine

■ジョージアで伝統的に使われている素焼きのアンフォラの名称を原語で。 Qvevri

■果皮に若干のアントシアニンをもつグリ系ブドウから造られる、ややくすんだピンク色のオレンジワインの名称。Vin Gris (ヴァン・グリ)  ※甲州

■イタリアのフリウリ地方で造られる「銅色のワイン」と呼ばれるVin Grisの名称を原語で。Vino Ramato (ヴィーノ・ラマート)

スパークリングワインの醸造法

■O.I.V.が規定するスパークリングワインの定義「①度で②bar以上の炭酸ガス圧を有するもの」をそれぞれ数値で。①20度  ②3.5bar

■スティルワインを大きなタンクに密閉し、糖分を加え二次発酵を起こさせる方式を原語(仏)で。Méthode charmat (メトード・シャルマ)

■Méthode charmat の発案者の名前を原語(仏)で。Eugène Charmat (ユージン・シャルマ)

▲Méthode charmat の利点を簡潔に(3)。①短期間に製品化できる  ②一度に多量造ることができる  ③コストを抑えられる  ④空気に触れないのでブドウのアロマが残りやすい

■瓶内二次発酵させたワインを加圧下のタンクに開け、冷却、濾過してから新しいボトルに詰め替える方式を原語(英)で。Transfer Method  ※動瓶-滓引きの簡略化

■発酵途中のワインを瓶に詰め、王冠などで打栓して残りの発酵を瓶内で行う方式を原語(英)で。Ancestral Method (アンセストラル・メソッド)

■加圧下のタンクにワインを入れ、炭酸ガスを吹き込む方式を原語(英)で。Carbonation

特殊な醸造法

■赤ワインの醸造において、破砕後の果醪に熱を加えて70度前後にした状態で一定時間保持し、果皮からのアントシアニン色素やタンニンを抽出する方法を原語(仏)で。Macération préfermentaire à chaud (マセラシオン・プレフェルメンテール・ア・ショー)  ※発酵前

■赤ワインの醸造において、アルコール発酵ののちに温度を30〜45度に上げた状態で一定時間保持し、果皮や種子からタンニンの抽出を強める方法を原語(仏)で。Macération finale à chaud (マセラシオン・フィナル・ア・ショー)

■赤ワインの醸造において、破砕後に亜硫酸を加え、温度を5〜15度の発酵が起きない状態に保ちながら数日間〜10日程度保持することで果実味のあるワインを作り出す方法を原語(仏)で。Macération préfermentaire à froid (マセラシオン・プレフェルメンテール・ア・フロワ)

■Macération préfermentaire à chaud の一種で、加熱したブドウを気圧を低く保った空間に一定量のブドウを送り出すことでブドウの果皮が破れ、より多く果皮からのアントシアニン色素やタンニンを抽出する方法を原語(仏)で。★Flash Détente (フラッシュ・デタント)

▲白ワインの醸造において、最初からオーク樽に果汁を入れて発酵させる方法を原語(英)で。Barrel fermentation

甘口ワインの醸造において、収穫したブドウを−7度以下の冷凍庫で冷却し凍結した果実を圧搾することで糖度の高い果汁を得る方法を原語(英)で。★Cryo-extraction (クリオ・エクストラクシオン)

果汁の濃縮に関して、温度を上げずに果汁から水分を回収し濃縮果汁を作り出す濾過膜を原語(英)で。★Osmose inverse (オスモス・インヴァース)

果汁の濃縮に関して、真空容器に果醪を入れて減圧状態にすることで、常温で果醪から水分を蒸発させる手法を原語(英)で。★Vacuum distillation (ヴァキューム・ディスティレーション)

■1991年に開発された手法で、発酵中あるいは貯蔵育成中の赤ワインに、多孔質のセラミックを通して酸素の細かい泡を吹き込む方法を原語(英)で。Micro-bullage (ミクロ・ビュラージュ)

■Micro-bullage を開発した人物の名称を原語で。Patric Ducournau (パトリック・デュクルノー)

■濃縮に関するEUの規定に関して、「除去する水分は元の果醪の①%を超えないこと  ②糖度の上昇は潜在アルコール度数に換算して②%を超えないこと」が定められている。①20%  ②2%

スティル・ワイン/後編

安定化処理

■滓下げ剤を用いて電荷を中和し、浮遊物質を沈殿させて除去することで清澄度をあげることを原語(英)で。Fining (ファイニング)

■滓下げ剤に使われるものを原語で(3)。①ベントナイト  ②卵白  ③カゼイン

■Filtration(濾過)を行う目的を簡潔に(2)。①RackingやFiningでは取りきれなかった細かい濁り成分を除去する  ②ごく少量含まれるアルコール発酵酵母やブレタノミセスを取り除く  ※濾過を行わないときは亜硫酸を加えて微生物を消滅させる

■無滓下げ①と無濾過②を原語で。①No-fining  ②Non-filter  

包装工程

■カートン製のボックスの中にプラスチック製の袋が入った仕様で、ワインが減ったぶんだけ袋が縮み、酸素が入りにくい構造になっている容器を原語で。BIB(バック-イン-ボックス)

■Natural corkの主要な生産地を原語で(2)。①Spain  ②Portugal  ※Sardegna

■コルク樫の学名を原語で。Quercus suber (ケルカス・スベール)  

天然コルクを細かく砕いたものを、合成樹脂などを使って圧搾整形したコルクを原語(英)で。Agglomerated cork (アグロメレイテッド・コルク)  

■Agglomerated cork の代表的な製品で、TCAフリーが売りの製品の名称を原語で。①DIAM  ※Diam Bouchage 社(仏)

TCAを簡潔に。コルクに潜んだ細菌と消毒に用いられる塩素によって発生する物質。トリクロロアソニール。  ※湿ったダンボールの臭い  

プラスチック素材などの合成樹脂のみで形成したコルクを原語で。Synthetic cork (シンセティック・コルク)  

■Synthetic corkの代表的な製品を原語で。①Nomacork  ※バイオプラスチックコルク

■圧搾コルクの代表例①、合成コルクの代表例②、スクリューキャップの代表例③をそれぞれ原語で。①DIAM  ②Nomacork  ③Stelvin (ステルヴァン)

溶存酸素管理

ワインに溶け込んだ酸素の量を意味する用語を原語で。Dissolved Oxygen (ディゾルブド・オキシゲン)/DO

Dissolved Oxygen(DO)が高い場合に、窒素をワインに吹き込んでDOを減らす方法を日本語①と原語②で。①窒素パージ  ②Nitrogen Sparging (ナイトロジェン・スパージング)  

ワインの液面とクロージャーの間の酸素のことを原語で。Head Space Oxygen (HSO) 

■Dissolved OxygenとHead Space Oxygenwoを合計した数値のことを原語で。Total Package Oxygen

2019年に食品衛生法と酒税法によって認められた不活性ガスの名称を原語で。Argon gas(アルゴンガス)

講習会

気候条件

▲LALIQUE製の樽のワイナリーを原語で。 Sauternes/Chateau Lafaurie-Peyraguey(シャトー・ラフォリ・ペラゲ)

気温と日光

■数値をそれぞれ。①度以下になるとブドウの樹は冬眠のサイクルに入る/度以上になると萌芽が始まる/ 枝や葉の成長ともに光合成を行う理想的な温度帯は③度/開花の時期の理想的な温度は④度/結実の時期の理想的な温度帯は⑤度。

10度  ②10度  ③18〜33度  ④17度  ⑤26〜32度  ※低いと結実不良が起こる

▲標準的なブドウの開花時期①と収穫までのおよその日数②。①5月中旬〜6月中旬  ②100日

ブドウの成熟段階(7月-8月)において、リンゴ酸の含有量が減少してしまう温度、境界となる一日の平均気温を数値で。21度

■ブドウの成熟段階(7月-8月)において、色素に影響を与えるアントシアニンの合成に理想的な温度帯を数値で。15〜25度  

気温が高すぎると色が着きにくくなる原因を簡潔に(2)。①気温が35度を超えると、ぶどうは水分の蒸発を防ぐために気孔(stomata)が閉じてしまう  結果、二酸化炭素が得られなくなり、光合成が抑制されてしまう」

Cool ClimateとDiurnal range

ワインの生産において世界的トレンドとなっている「涼しい気候」を意味する用語①と、「昼と夜の日較差」を意味する用語②を原語で。①Cool climate  ★②Diurnal range (ダイユルナル・レンジ)

100m標高が上がるにつれて下がる気温を数値で。 0.6度

300m標高が上がったときの紫外線(太陽光線の濃度)の強さの上昇%を簡潔に。10〜12%上昇する

■Diurnal rangeが大きいことがブドウに及ぼす影響を簡潔に。 酸度を維持できる

Diurnal rangeが大きいと酸度が維持される原理を簡潔に。夜間に温度が下がるとブドウ樹は呼吸作用を抑制して酸の消費を抑える。

高い標高のワインの方が色が濃いことの理由を簡潔に。「紫外線が強くなる分、ブドウは種を守るために果皮を厚くするため、アントシアニン含有量が上がり色が濃くなりやすい」

高い標高でブドウを栽培するメリットを簡潔に(3)。①Diurnal rangeが大きくなり酸を維持できる  ②紫外線が強くなるぶん、アントシアニンの含有量が増える  ③傾斜のある畑において水が溜まりにくくなる

Diurnal rangeとアロマ化合物

■Diurnal rangeが大きい産地の例①と小さい産地の例②をカタカナで。①大陸性気候の産地  ②大きな湖や海がある産地/海洋性気候の産地

■Diurnal rangeが与えるアロマ化合物への影響に関して、Diurnal rangeが小さい方が分解されやすいアロマ化合物①と、大きい方が感じやすいアロマ化合物②を原語で。①IBMP/Isobutyl-Methoxy-pyrazin (イソブチル・メトキシ・ピラジン)  ②rotundone  ※ピーマン香や胡椒の香りは大陸性気候のCabernet SauvignonやSyrahに出やすい

「風」が及ぼすメリットを簡潔に(2)。①カビ病の防止  果皮が厚くなる

「風」が及ぼすデメリットを簡潔に(3)。①収量の減少 ②風速32km/hを超えると気孔が閉じてしまい光合成が抑制されてしまう  ③山火事の促進

温暖化の影響/栽培

■温暖化の影響に関して、地球全体の平均気温の上昇を数値で。 1.5度〜2.5度上昇

■温暖化への対策に関して、品種の植え替えのポイントを簡潔に。熟しても酸度が落ちにくい品種への植え替え

熟しても酸度が落ちにくい品種のうち、BordeauxでCabernet Sauvignonの代替として栽培が許可された品種を原語で。Marselan(マルスラン)

熟しても酸度が落ちにくい品種のうち、栽培に人気のある白品種を原語で。Albariño

温暖化の影響/病虫害

温暖化の影響で発生した病害虫に関して、2005年Bourgogneで大発生した病害虫①、果粒の中に卵を生みワインに揮発酸の香りを付けてしまう赤い病害虫②、唾液に有害物質を含んでいて米国で被害が出ている病害虫③④をそれぞれカタカナと原語で。

①ミナミテントウ/Harlequin Ladybird(ハーレクイン・レディーバード)  ②オウトウショウジョウバエ/Spotted Wing Drosophila (スポテッド・ウィング・ドロソフィラ)  ③ヨコバイの一種/Blue green sharpshooter  ④ヨコバイの一種/Glassy winged sharpshooter

Blue green sharpshooter や Glassy winged shrpshooter がもっている病原菌の名称①と病名②を原語で。①Xylella fastidiosa (キシレラ・ファスティディオーザ)  ※ピアス病菌  ②Pierce’s Disease (ピアーセス・ディジーズ)

灌漑のタイプ

▲通常ブドウ樹の成長に必要な一日平均の水の量①と、1haあたりの年間最大㍑②をそれぞれ数値で。①250〜1000ml  ②1千万㍑

■灌漑のタイプのうちポンプを使わない非加圧式灌漑を原語で(2)。①Flood irrigation(地表灌漑) ②Channel irrigation(用水路灌漑)

■灌漑のタイプのうちポンプを使う加圧式灌漑を原語で(2)。①Overhead sprinklers (スプリンクラー) ②Drip irrigation(点滴灌漑)  ※写真

ブドウ樹が最大限に成長するために必要な水量を少し下回るように給水を行う灌漑方法を原語①と略称②で。①Regulated deficit irrigation  ②RDI  ※deficit/赤字

▲Regulated deficit irrigationの効果を簡潔に。①樹勢が旺盛さを失い、成長期後半に葉面積の拡大と副梢の発生が抑えられる(果実に栄養を回せる)  ②ブドウ樹が過密でない状態になる  ③ブドウ樹が水を求めて根を伸張するようになる    

豪州で開発された灌漑技術で、根域の半分を湿潤に、半分を乾燥させ、10〜15日毎のパターンで逆にする灌漑方法を原語①と略称②で。①Partial root-zone drying  ②PRD  ※画像/地面が半分だけ濡れている  ※Pratial (部分的)/root (根)

▲Partial root-zone drying の効果を簡潔に。①ブドウ樹がアブシジン酸と呼ばれるホルモンを送り、葉の気孔を閉じて発散を抑えるよう合図を出すことで、水の使用量が30〜50%減少する  ②新梢の伸張が抑制される  ③樹冠が開いた状態になり、作業がしやすくなる  ④果実が太陽に当たりやすくなる  

ワインの科学

「Beer is made by men, wine by god」と言った人物の名称を原語で。 Martin Luther (マルティン・ルター) ※画像有り

Suger

ワイン用のブドウがもつ主な糖を原語で(2)。 ①glucose(グルコース) ②fructose(フルクトース)  

世界の代表的な糖の単位を国と合わせて原語で。①Brix(米国他)  ②Baumé(フランス)  ③Oechsle(ドイツ)  ④KMW(Austria)

■ブドウの主な糖のうち、甘口ワインに含有量が多い糖を原語で。fructose  ※酵母はfructoseの方が消費しにくいので、stuck fermantationが起こって甘口になる

■発酵が途中で止まってしまう現象を原語で。stuck fermantation

Potential % ABV/潜在アルコール度数の計算

潜在アルコール度数14度の公式。14%ABV=14Baumé=23.3 Brix=235.62g(糖)    ※×÷0.6  ※Brix×10 ≒ 糖

Potential % ABV(=Baumé)をBrixに変換する計算式。Brix=(Potential % ABV)÷0.6  ※Brixの数字>Potential %の数字

Brixを(Potential % ABVとBaumé)に変換する計算式。(Potential %ABA)=Brix×0.6

▲潜在アルコール度数を糖に変換する計算式。糖(g)=(Potential %ABA)×16.83  ※潜在アルコール度数1%=糖-16.83g          

▲糖を潜在アルコール度数に変換する計算式。Potential %ABA=glucose(g)+fructose(g)÷16.83  ※筆算16で割る

Acidity/酸

ブドウに含まれている酸の種類を原語で(3)。①Tartaric acid(酒石酸)  ②Malic acid(リンゴ酸)  ③Citric acid(クエン酸)

発酵に由来する酸の種類を原語で(3)。①Lactic acis(乳酸)  ②Succinic acid(コハク酸)  ③Acetic acid(酢酸)

酸の測定/pH

■ワインの一般的なpHを数値で。pH2.8〜pH4.0  ※日本酒/pH4.5前後

■pH 4.0のワインのtextureを簡潔にで。Flat texture  ※Hight pH(4.0)/酸が少ない

■pH 2.8のワインのtextureを簡潔に。Astringent texture(厳しい)  ※Low pH(2.8)/酸が多い

■pHとSO₂の関係を簡潔に。pHが低い方が二酸化硫黄(SO₂)の使用量が少なくて済む

■pHと微生物の関係を簡潔に。pHが高い方が微生物に汚染されやすくなる

■「pH3」は「pH4」は何倍酸度が強いのかを数値で。10倍酸度が強い

酸の測定/TA

※TA (titratable acidity)=中和滴定法で測定される酸度の値(滴定酸)

TAの種類を2種類を原語で。①tartaric acid(酒石酸換算)/米国など  ②sulfuric acid(硫酸換算)/仏  ※-ric

TAの公式。10g (tartaric acid)=6.7g(sulfuric acid)  ※×÷1.5

■米国でTAが10g(tartaric acid)と表示されているワインの、フランスでのTAの計算式①と解答値②。①10÷1.5  ②6.7g(sulfuric acid)  

■フランスでTAが6.7g(sulfuric acid)と表示されているワインの、米国でのTAの計算式①と解答値②。①6.7×1.5  ②10g(tartaric acid)  

Harvest/収穫

■収穫に関して科学的なタイミングを簡潔に。①Sparlkling ②White  ③Red

Spakling Wine/Brix 17-20/pH 2.9〜3.2/TA(tartaric acid) 8〜12

White Wine/Brix 19-25/pH 3.0〜3.6/TA(tartaric acid) 5〜10

Red Wine/Brix 20-27/pH 3.3〜4.0/TA(tartaric acid) 4〜8

Oxygen/Negative effect

■酸素が与える悪影響を簡潔に。①チオールなどのアロマ化合物が分解されてしまう  ②アセトアルデヒドなどの望まないアロマが出る  ③白ワインが望まない色に変色する  ※②/酸化熟成ワイン  ※アセトアルデヒド/ナッツ系の香り

■酸化を防ぐための手段を簡潔に(4)。①樽とワインの間のヘッドスペースをなくす  ②炭酸ガスや窒素ガスを添加して酸素をブロックする  ③二酸化硫黄の添加  ④定期的に低い温度で管理する。

①avoiding ullage in vessels  ②use of inert gases  ③addition of sulfur dioxide  ④cool, constant temperatures

Oxygen/Positive effect

■酸素が与える好影響を簡潔に。①酵母によるアルコール発酵に必要不可欠  ②off fravorの原因となる還元的な状態(酸素不足)を防ぐ  ③熟成ポテンシャルを高める(Hyperoxidation) ④色素を安定させる  ※還元臭/硫黄臭やマッチ

初期の段階でワインをある程度意図的に酸化させることで、瓶詰め後の酸化に対する耐性が強くする手法を原語で。Hyperoxidation  ※※ペットボトルの画像

Yeast

ワインの発酵に使われる酵母の種類を原語で(2)。①Ambient Yeast(天然酵母)  ②Cultured Yeast

■Ambient Yeastのメリットを簡潔に(3)。①複雑性を与える  ②コストがかからない  ③マーケティングに有効  

■Ambient Yeastのデメリットを簡潔に(3)。①発酵が始まるのが遅いこともある  ②完全に発酵が終わるまで時間が長くかかる  ③一貫性のあるワインを造るのが難しい

■Cultured Yeastのメリットを簡潔に(4)。①発酵のスピードが早く安心  ②バクテリアなどに汚染されるリスクが少ない  ③一貫性のあるワインができる  ④様々な種類の培養酵母が入手可能

■Cultured Yeastのデメリットを簡潔に(2)。①フルーツのアロマの個性が似寄る  ②費用がかかる

補足

ABOUT ME
umi aoyama
italian restaurant owner/chef sommelier/㈱PIENI代表